2026春夏メンズ潮流まとめ:グレー再燃×スキニー復活×高通気スニーカー
今季のメンズ潮流を一気読み:脱・黒、90s再燃、そして“機能×上質”
今季のメンズは、ひとことで言うと「都会の整い方」が更新されている。街では脱・黒の流れを受けたグレー系の再浮上が目立ち(Web ACROSS)、アイテムではスキニーデニムの復活が話題に(VOGUE JAPAN)。一方で、ランウェイとストリートの橋渡しは、高通気スニーカーや“まとう”へ進化したスカーフのような、身体感覚を変える方向に進んでいる(GQ JAPAN/WWD JAPAN)。
さらに、服だけではなくライフスタイル側の価値も濃くなる。VOGUE JAPANが取り上げた「マンダリン オリエンタル 台北」のようなウェルネス体験は、“整う”が身だしなみの延長線上にあることを再確認させてくれる。服選びも、ただの流行ではなく、生活の温度を上げるものへ。
【キャプション】“整う”がトレンドの前提になる季節(VOGUE JAPANが伝えるウェルネス空間)
1) 「グレー系」が再浮上:黒の次に“落ち着き”をつくる
Web ACROSSの定点観測では、脱・黒トレンドの進行の中でグレー系ウェアが再浮上。さらに色は「茶〜ベージュのマス化による揺り戻し?」とも語られており、コンサバ/シックなムードが街に戻ってきている。
ここが重要で、グレーは“便利な中間色”ではなく、今季は表情(質感)で勝負する色になりやすい。
- ヘザーグレー:Tシャツ〜薄手スウェットに最適。肌のトーンが浮きにくい
- ライトグレー:シャツやショート丈アウターで“春の抜け”を作る
- チャコール:テーラードやジャケットの土台にして、締まりを出す
スタイリング提案(ビジネスカジュアル編)
- ジャケット:チャコールの軽量テーラード
- 中:白寄りグレーのニット/ポロ
- ボトム:黒ではなくダークネイビー〜チャコール
- 靴:光沢を控えたレザーのローファーか、後述の“艶感スニーカー”をアクセントに
スタイリング提案(ストリート編)
- 90sっぽさを取り入れるなら、グレーのスキニーデニムに、トップスはショート丈アウターでバランス。
- 色を増やさず、素材(フリース、ナイロン、コットンツイル)で奥行きを出す。
【キャプション】脱・黒の次は“グレーのコンサバシック”へ(Web ACROSS)
2) スキニーデニムが復活:ブーツ人気と交差して“今の細さ”へ
VOGUE JAPANは、スキニーデニムの復活を「90〜2000年代の着こなし」を軸にプレイバック。さらに“スニーカーブームの落ち着き”と“ブーツ人気”が交差して再燃している、と整理している。
つまり、今季のスキニーは「昔に戻る」ではなく、足元のボリュームと共存する細さとして機能している。
今年のスキニーデニムの見立て
- 形:太もも〜膝が自然に沿うタイプ(過度なスキニーより、ストレッチの効いた“綺麗なライン”)
- 色:黒復権ではなく、グレー〜ミッドブルーが合わせやすい
- 洗い:均一な色より、ほんのり色ムラ/擦れがあると表情が出る
ブーツ&スニーカー別:合わせのコツ
- ブーツ:丈はアンクル〜ハーフ。トップスはウエスト位置が見えるように
- スニーカー:ボリューム系より、今季注目の“艶感”や“メッシュ”で軽さを足す
【キャプション】“細さ”は今季の足元ボリュームと相性良く再構築(VOGUE JAPAN)
3) アウターはショート丈&コンパクト化:上半身の熱効率が上がる
Web ACROSSの定点観測では、アウターのサイジングがショート丈&コンパクト主流化。ドロップショルダー/ラグランのエフォートレスから、シルエットの輪郭がより明確になっている兆しがある。
さらに同シリーズでは、中綿アウターが“ダウンブームの次”として浸透(第539回)、白/ベージュ系アウターが定番化(第537回)、レザーアウターにも茶系カラーの台頭(第536回)と、色と素材の方向性も同時に見える。
使える着丈バランス(春〜初夏のメンズ)
- ボトムが細い(スキニー/テーパード)なら:アウターは腰上で切る
- ボトムがワイドなら:アウターは裾で落としてバランスを作る
ビジネス寄りの最適解
- 硬いスーツに戻るより、ショート丈の軽量ジャケット+インナーで調整
- 色は黒一本ではなく、チャコール〜ライトグレー〜ベージュのグラデ
【キャプション】ショート丈&コンパクトが主流化(Web ACROSS)
4) スカーフは“巻く”から“まとう”へ:首元のレイヤーが主役
WWD JAPANは、スカーフが「巻くから“まとう”へ」広がる新ポジションを提示。ポイントは、機能としての防寒よりも、スタイルの“まとい方”が変わること。
- 以前:形の決まった巻き方で“アクセント”
- 今季:素材の落ち感、ボリュームの出し方で“雰囲気”を作る
“まとう”のおすすめ形
- 長さ:首に一回巻いて、前後に落ちる程度
- 素材:軽いコットン/シルク混で空気を含ませる
- 色:黒を避けてグレー、ベージュ、淡いトーンで全身を統一
スタイリング提案
- ベース:淡いグレーのシャツ+ジャケット
- 追加:同系色のスカーフを“ゆるくまとい”、前だけ軽く見せる
- 足元:GQ JAPANで注目される艶感スニーカーや、足元のボリュームを抑えたレザーで締める
【キャプション】スカーフは“巻く”から“まとう”へ(WWD JAPAN)
5) スニーカーの更新:高通気ACS PRO SHELL&“純白パテント”で艶を足す
GQ JAPANが取り上げた新作は、まさに「今っぽい機能の見せ方」。
- Salomon「ACS PRO SHELL」:高通気をうたう、スポーツ由来の再構築
- Nike「エア フォース 1 LOW “White Patent”」:純白のパテントレザーで艶感を強調
今季は、スニーカー単体の派手さよりも、服のトーン(グレー/ベージュ/チャコール)を崩さず、足元だけ“更新”するのが上手い。
取り入れ方(全身トーン統一)
- 上:ライトグレー〜ベージュのトップス
- 下:スキニー or テーパードデニム(ミッドブルー/グレー)
- 足:艶感(パテント)か、技術的ディテール(通気)を選ぶ
【キャプション】高通気×スポーツ由来の再構築(GQ JAPAN)
6) バッグ&財布は“祝う”年:吉田カバン90周年のレザーとキルティング
GQ JAPANは、吉田カバンの90周年を機に、バッグと財布の最新事情を特集。ルイスレザー×ポーターのコラボでは、ダイヤモンドキルティング加工のレザーを採用したバッグ&財布が注目されている。
ここでの提案は、バッグも“流行を眺めるだけ”ではなく、今季の服のトーンに合わせて主張の密度を調整すること。
“上質を近づける”合わせ方
- 服:グレー/ベージュの淡い面積を作る
- バッグ:キルティングやレザーの艶で質感のコントラスト
- 雑に見えがちなストリートでも、レザーの密度が整って見せる
【キャプション】祝祭のディテールが“日常の格”を引き上げる(GQ JAPAN)
7) “着る”の前に“整う”:服はライフスタイルの一部になる
VOGUE JAPANの台湾・マンダリン オリエンタル 台北の記事は、ウェルネス空間の体験を通じて「疲れが溜まった頃に癒しへ」という文脈を提示している。
メンズファッションでも、今季は“気持ちのコンディションを整える”ことが、結果的に服の選択にも現れている。
- 着るものが整って見える:シルエットがコンパクトに寄る
- 色が落ち着く:黒一本よりグレー/ベージュの割合が増える
- 手元の満足:バッグ&財布の質感に予算を振る
つまり、“清潔感”の議論をさらに一段上げて、生活のリズムまで含めてスタイルを作る方向が強い。
【キャプション】身体も気持ちも整うと、服の見え方が変わる(VOGUE JAPAN)
8) ストリートの“言語化”:ワークウェア、メッシュ、メリージェーン…でも軸は同じ
Highsnobietyは、スニーカーのディテール(メッシュへの切り替え、構造の変化、色のムード)や、ワークウェアのジャケットが“1年中使える”という機能的視点を繰り返し提示している。
一方で、結論は同じだ。今季は派手さよりも、
- 機能が見える(通気/メッシュ/素材の適応)
- 生活動線に馴染む(ショート丈、軽量アウター、手の届くレイヤー)
- 色が整って見える(グレーやベージュで土台を作る)
スタイリング提案(休日の万能セット)
- トップ:グレー系の半袖〜薄手の長袖
- アウター:中綿またはショート丈
- ボトム:スキニー or テーパードデニム
- 足元:高通気スニーカー or 艶感のあるAF1
【キャプション】メッシュ化で“夏の体温”に合わせる発想(Highsnobiety)
9) ブランドの“体験設計”がファッションの温度を変える:PORCELAIN POTTERYとポップアップ
VOGUE JAPANは、CFCLが伊勢丹新宿でポップアップを開催し、**「PORCELAIN POTTERY」**という食卓用の新シリーズを発表した動きを紹介している。
これをメンズに翻訳すると、ファッションは服単体ではなく、生活の道具・空間・体験に繋がっていくということ。服を買う理由も「着回し」だけでなく、生活の一部として長く手元に残るかが重視される。
- 服:シーズンで終わるより、素材で残るもの
- 小物:機能と質感が一致するもの
- 体験:自分のテンションを上げる“場所”
【キャプション】ファッションが生活の器へ拡張する(VOGUE JAPAN)
10) すぐ試せる「今週の買い足し」ガイド:トレンドを一点で完成させる
最後に、トレンドを全部盛りしないための指針を置く。
A. 服から入る
- グレー系:トップス or アウターを1点
- シルエット:ショート丈でバランスを更新
B. デニムから入る
- スキニーデニム:グレー〜ミッドブルーで“現代の細さ”
- 足元:ブーツか、今季の艶感スニーカーで繋ぐ
C. 小物で勝つ
- バッグ/財布:キルティングや上質レザーで密度を上げる(吉田カバン90周年)
- スカーフ:巻きではなく“まとう”で首元を整える
まとめ:2026春夏メンズは「整う+適応」がキーワード
今季のメンズトレンドを横断すると、
- 街:黒一辺倒から離れ、グレー系が再浮上(Web ACROSS)
- 服:スキニーデニムが復活し、ブーツ人気と交差(VOGUE JAPAN)
- シルエット:アウターはショート丈&コンパクトへ(Web ACROSS)
- 首元:スカーフは**“巻く”→“まとう”**(WWD JAPAN)
- 足元:高通気や艶感など“機能と質感の更新”(GQ JAPAN)
- 生活:服はライフスタイルの一部。ウェルネスや体験もスタイルの一部(VOGUE JAPAN)
これを踏まえれば、派手な買い替えをしなくても、色・形・質感の一点突破で今季らしさは作れる。
引用元
- 台湾で“整う”。マンダリン オリエンタル 台北の極上スパ体験 — VOGUE JAPAN(メンズコレクション/特集)
- スキニーデニムが復活! ケイト・モスやアンジェリーナ・ジョリーによる1990〜2000年代の着こなしをプレイバック — VOGUE JAPAN(メンズコレクション/特集)
- 食卓をまとうという発想。PORCELAIN POTTERY、伊勢丹新宿でポップアップ開催 — VOGUE JAPAN(メンズコレクション/特集)
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